コーチング&コンサルティングでビジネスの頂上へ

コーチングの罪


「答えは、あなたの中にある。」

コーチング関係の書籍に必ずと言っていいほど登場するこの言葉…
この言葉のおかげで、問題解決能力を持たないコーチが粗製濫造されています。

「人は皆、無限の可能性と能力を秘めています。答えはあなたの中に眠っています。
 私の役目はそれを引き出すことです。」

非常に耳障りの良いこの言葉…
でも、理屈はこうです。

「私が答えを教えると、あなたは私を頼り、自分で考えるのをやめてしまいます。」
「人は、他人の指示よりも、自分で考え、納得したことを行動に移します。」
「したがって、答えを考えるのは、あなたの役目。私は、質問をするだけです。」

論法としては見事ですが、この結果、

コーチは、答えを持たなくてもよいことになっていまいます。


“答えを持たなくてもよい…”


日々、お客様企業の経営課題に直面する我々コンサルタントの立場からしてみてみれば、こんなことは考えられません。

お客様の考えや意向と自分の仮説とを擦り合わせて、より成果の上がる解決方法を見つけ出すのが、コンサルタントの仕事です。

自分なりの考えや仮説がなければ、不安と恐怖で一杯になり、とてもお客様の前に立てたものではありません。

答えを持たない者が、答えを知らない者に質問する…
こんなことでは、禅問答さえ成り立ちません。

空のジューサーをいくら回しても、何も出てきません。
新鮮な果物をいくつも入れるから、美味しいミックスジュースが出来上がるのです。


“答えを持たなくてもよい…”


このことは、また、コーチングが特定の分野の知識やスキル、経験がなくても成り立ってしまうことを意味しています。

“専門知識を勉強しなくても、コンサルタントみたいになれる”

こんなお気楽な動機から、コーチングに飛びつく輩が後を絶ちません。
そんな輩を対象にしたコーチング・スクールや講座、資格商法も花盛りです。

こういったスクールや講座では、質問のバリエーションや質問の仕方を伝えるだけで、組織、人事、マーケティング、生産管理、財務といった分野の知識や手法については、何一つ教えてくれません。

コンサルティングと差別化を図ることが、コーチングの存在意義だからです。


質問の数をいくら覚えても、立派な資格を持っていようとも、ビジネスの現場では何の役にも立ちません。

ビジネスやマネジメントに関する知識、スキル、手法、経験といった基礎があってこそ、コーチングは真の成果をもたらします。

ネットで検索してみれば、ビジネスで行き場を失ったコーチたちが、実に様々な分野のコーチングに進出しているのがよくわかります。


どうか、“自分の答え”をしっかり持ったコーチをお選びください。


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